こんにちは!吉田電材蒸留所営業マーケティングの榎本です。
今更ですが今回は2022年の12月17日18日に開催されたジャパニーズフェスについてお話しさせていただこうと思います。
初めてのイベント参加
ウイスキー文化研究所様からのお声がけいただいて
参加させていただけることになったイベント。
その時は、まだ蒸留所も出来ていない夏の頃でした。
ちなみに制服もできてないませんでした…。
参加ができることになった時は「やったー!イベント楽しみー!!」
もともとウイスキーラバーな私は、何度かウイスキーのイベントに参加したことがあり、ウキウキワクワクでした!
どんなイベントになるんだろう。
出展者側でイベントにいけるんだ!と、とにかくワクワクして気がします。笑
イベントに必要なもの
出展が決まるとまず、ボトルが必要だと私は気づきました。
まあ、みなさんすぐに察知したと思うのですが。
そうすると出てくる問題は山積みです…!!!
ボトルデザイン決めないと!
デザイナーさん決めないと!
瓶のデザイン、キャップの仕様、ラベルの用紙、印刷会社さん
あとイベントって他になにか必要だっけ…?
とりあえず、ウイスキーフェスティバルのHPのギャラリーページからどんなものが必要か調べました。
「イベント 備品 必要なもの」と検索したり…笑
するとスタンドバナーが必要だったり、テーブルクロスとかも必要だしなとか。
はじめてのことが盛りだくさんです!!!!!!!!
デザインとコンセプト
まず最初にボトルデザインでした。
「正直で緻密な技術のウイスキー」というコンセプトで
私たちは、ウイスキーのレシピの公開情報をいれたラベルをつくりたいと
何社かのデザイナーさんと打ち合わせを行いました。
その中でも、弊社の産業機器の設計製造、医療機器の設計製造
「図面1枚あればものづくりができる」のイメージをボトルデザインに落とし込んでいただきました。
その中で完成したボトルデザインがこちらです。

かっこいい…!!!しかし、ウイスキー感よりも産業機器メーカーとしてのイメージが強すぎるかな…。大丈夫かな…。と不安にもなりました。
しかし、『ジャパニーズウイスキーのイメージ=モルトウイスキー=自然のイメージ』がある私たちは、当蒸留所は「産業機器メーカーがつくるクラフトジャパニーズグレーンウイスキー」だからこそこのデザインで勝負しようと決めました。
瓶の選定
ラベルも決まり、次は瓶をどうするか…。
社内で検討した結果、茶瓶になりました。
今回は、販売もしないし、あくまでもプロト品。
しかしこの選択が大変なことになりました…。
今、瓶業界は茶瓶や緑瓶の生産が中止になることが多く
一升瓶や、焼酎の瓶の形などになってしまうとのこと。
しかしそれでは、イメージに合わず…
検討した結果。薬瓶に決まりました。
薬瓶に決まり次は、キャップの選定。
勝手にセットになっていると考えていた私は盲点。
驚きました。キャップは、アルコール耐性のあるもではならない。
パッキンは香りが移らないもの。アルコール度数が高いので、成分が溶け出さないもの。薬瓶になると飲料瓶とは経口が異なるということで、お願いして瓶屋さんに
ラベル用紙の選定
ラベルデザインも決まり、瓶も決まりました。
「よし、完成だ!」と思ったらラベル用紙の選定。
驚きました。こんなに種類があるのかと・・・・
印刷会社さんから20種類ちかくのサンプル用紙をいただきました。
金ピカもモノ・銀色のメタリックのもの・防水素材のもの。どれならカッコよく見えるだろう。情報がはっきりと見やすいだろう。
個人的には、メタリックいいなと思う反面。
書きにくいし、絶対情報が見えないなと思い断念。
検討し、ジャパニーズらしさを出すために和紙に決定!!
完成したボトル

かっこいいんじゃない?
でもみなさんがイメージしているものと違うんではないか。
ジャパニーズウイスキーらしさがないな。
受け入れてもらえるかな…。
完成はしたけれど正直ドキドキです。
さて、次はイベント当日の様子についてです!!